NACHIが描く製造業の未来予想図


タイの自動化、待ったなし!
製造業の未来はロボットが担う

「CZ」は新シリーズながら主力の商品。理由は安全性の高さ。通常現場でロボットを使用する際は安全柵の設置は必要だが、同機は国際安全規格「ISO10218」をクリアしているため不要だ。コンセプトでもある“人間と共存”した次世代ロボットと言える。


自動車、航空機などの分野に向けて、工具や工作機械、そしてロボットなどの最先端技術をNACHIブランドとして提供し続けている不二越。経済の根幹をなす自動車産業を含めた、製造大国タイへ進出して20年。ナチテクノロジータイランドの今について、同社の寶島副社長に聞いた。

タイ進出20年となりましたね

ナチテクノロジータイランド

 ナチテクノロジータイランドは、1999年12月にベアリング工場を立ち上げたのが最初の一歩でした。
そこから、軸受、工具、油圧機器、工作機械、産業用ロボットなど、総合機械メーカーとして、タイの製造業の成長と共に歩んできました。

 ご存知の通り、タイは自動車産業を中心に、原材料・部品調達・生産管理・物流・販売までサプライヤーチェーンが整い、産業構造的にもしっかりとしたピラミッド構造ができています。景気の浮き沈みはありますが、製造国として安定感が強く、将来ビジョンもあるので、多少のことは乗り越えられるポテンシャルを秘めた国です。

将来ビジョンとはタイランド4.0ですね

 民政移管をする前から動き出したのが、タイ政府が推し進める、中進国の罠からの脱却を掲げてスタートした「タイランド4・0」です。産業を高度化させて、国力をさらに高めて、次のステップへ向かう構想です。そのためには、付加価値の高い製品を生産し、自国のみならず、世界へ供給していくことになるでしょう。そこで、必要となるのが製造ラインの自動化です。

 質の良い製品を大量に供給するには、精度の高い技術力を保有し、それを効率よく活用しなければなりません。つまりは、製造工程を人の手ではなく、ロボットへの移管が必要になるのです。自動化の波は、世界の潮流です。タイランド4.0によってタイでも動き出したというわけです。

自動化の波は待ったなしということですね

 今後、タイの国の構造自体が、内需以上に輸出、つまりは外需へ舵を切らざるを得なくなります。良い製品を造って、自国で販売するのは当然ですが、それ以上に世界へ販売網を広げていくわけです。

 良い製品を製造して輸出する流れは今後も拡大していくでしょう。何より、人件費の高騰は今後も続きますし、失業率も1%を切りました。最近は、ローカル企業の方の自動化への関心が高く、問い合わせも増えています。

産業高度化の波は押し寄せています
総合機械メーカーNACHIにお任せください

NACHI TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD.

副社長
寶島 章
たからじま あきら

Bangkok Sales Office


中国企業の進出増が続いていると聞きます

 製造業のみならず、あらゆる産業の中国企業がタイへ進出していますね。米中貿易戦争の影響もあるでしょうが、流れはその前から続いています。当然、中国企業の進出増で仕事を奪われる危機感も大事ですが、タイの製造力を高めるには、互いに切磋琢磨して成長し続けることが大事だと思っています。

 自動化の波は避けては通れません。我々は、そうした時代に争うことなく、弊社のロボットを活用した製造ラインの高度化を提案し続けていくだけです。

NACHIのロボットは戦えるということですね

 ニーズが細分化される現代において、多品種・小ロットなど、様々な製造ラインのご要望があります。そうした中、ロボットの小型化に力を注いでいます。必要とされるのは、スピードと繰り返し精度の向上です。今後は、ロボット単体だけでなく、あらゆる最新技術を活用した自動化システム、つまりは生産システムそのものを提案していく予定です。工場内すべてを弊社のソリューションで自動化いたします。

 アソークのショールームに是非、一度足を運んでみてください。実際にロボットの動きを見ることで、自社で想定されていた生産ライン計画とは違う、新しい発想が浮かぶ場合もあります。自動化はコスト削減、効率化だけではなく生産品の品質向上にも繋がるはずです。

 今後もナチテクノロジーとしては、タイの自動化にいかに貢献できるか。そして、タイの製造品の競争力を高め、タイの国力向上に貢献することで、一緒に成長していきたいですね。

NACHI Robot Technical Center

ここに、自動化を支える ロボットシステムがある

NACHI Robot Technical Center

自動車組立工場に導入されるスポット溶接用ロボット「SRA210H」、箱詰・パレタイズ「LP180」、小型プレス間搬送「MC20」、研磨・バリ取りセル「MZ07」などをはじめ、試作品を作るテスト機も配備。「実際に間近で実機を見ることで、スピードを感じて頂けます」と寶島副社長。