海外進出への第一歩
海外戦略の策定
彼を知り己を知れば百戦殆うからず(孫子)
ポイントはあくまで気をつける点。実際に海外進出を考えた際、最も大事なことは目的を明確にすること。海外進出で大切なのは、自社の強みが何で、それをどう生かすかを明確にすることだ。
この段階で、自社分析(SWOT/S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威)をすることをお勧めしたい。分析後に作成する事業計画の最初の項目も「海外進出の目的と目標選定」なので、しっかりと分析を行い、この段階で目的を明確にしておくとよい。
実際に海外進出を進めていく段階で障害が発生した際に、本来の目的の完遂または、見直しの際に重要になってくる。
海外進出の目的=海外戦略を基に事業計画書のラフを作成する。自社分析を基に、自社のどの製品やサービスを、どこで(国や都市)、どうするか(販売や輸出)を検討。
次に、マーケティング戦略へと移行するが、この段階になると、実際の海外(市場)の情報が必要となってくるが、日本国内で得られる情報にも限りも出てくる。国内でのF/S(フィジビリティ・スタディ)をきちんと行うことで、現地F/Sがより具体的なものになる。
海外進出のための国内FS(事前調査)項目例
- 法規制
- 参入障壁
- 税制
- 外資規制・奨励
- カントリーリスク
- 投資コスト
- 現地市場概況
- 商圏情報
- 市場規模
- 物流事情
- 現地商習慣