人権尊重、タイは標準以下 国際団体がレポートで指摘

国際人権NGO団体「アムネスティ・インターナショナル」は1月30日、アジア太平洋地域の25カ国における人権保護の状況に関する報告書を発表した。

それによると、タイは人権保護の水準が同地域の標準以下だと指摘。

タイ人が自由に政治的意見を主張できるよう政府に求めた。

同団体はタイ政府に対し、「表現」「平和的な集会」「結社」といった自由権を尊重する対策をとるよう提言。

反政府派などを厳しく弾圧している状況を改善するべきと呼びかけた。同団体東アジア地域事務所のニコラ・ベクラン所長は、「タイの国家平和秩序評議会(NCPO)による深刻な人権侵害が広がっている(2019年7月解放)今後は基本的人権を尊重した行動をとるべき」と主張。

続けて「多くの東南アジア諸国で人権保護が国際基準に達していない。

肌の色や宗教、国籍の違いなどの理由で差別や暴力に苦しむことのないよう、早急に対策に取り組むべき」と話した。

同団体タイ所長のビヤヌット・コーサン氏は「政府に対し、警察の事情聴取時における弁護士の同席と、捜査状況の公開を要求している」と現状に言及。

年内に、表現・平和的な集会・結社の自由権の規制撤廃、難民や庇護希望者への法的資格付与、死刑制度廃止をタイ政府に求める方針という。(1月30日=タイPBS)