パトゥムターニー県プラトゥーナムチュラロンコン署はこのほど、受刑者の気分転換やストレス発散を図ろうと、牢獄の壁に海や山、畑といった自然の風景画を描く取り組みを実施した。
風景画は絵が得意な同県内の大学生が描いたという。
この取り組みは、同署の副警視が寺の壁から着想を得たアイデア。
刑務所内で何も手につかず、放心状態になっている受刑者もいるため、社会復帰を早める対策が必要だと考えていたという。受刑者に希望を持ってもらうため、「THIS TOO SHALL PASS(やがてこんなことも過ぎていくだろう)」という英文も表記。
風景画はSNSで好事例として話題になっている。(12日=マティション)