保護されたトラ86頭が死亡 感染症や近親交配が原因か

(写真:マティション)

カーンチャナブリー県警は15日、同県内の「ワット・パールアンターブア(通称トラ寺院)」から2016年に保護したトラ147頭のうち、現在までに半数以上に及ぶ86頭が死亡したことを明らかにした。

国立公園当局では現在、犬ジステンパーと呼ばれるウイルス感染症や、近親交配などが原因と見て調査を進めている。

トラにエサを与え、一緒に写真を撮れる観光名所として人気を馳せていた同寺院で2015年、野生動物の無許可飼育や違法取引、動物虐待などが判明。

野生動物保護当局では翌年、飼育中のトラを接収し、保護施設へ移送していた。

当局によると保護当初から徐々にトラが死亡がし、喉頭蓋には麻痺やウイルス感染の跡が見られたという。

また、死亡したほとんどがシベリアトラだったことから、近親交配に伴う遺伝的な理由を指摘する声も上がっている。