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Taokaenoi Food & Marketing PLC.

グローバル化に舵を切る海苔スナック市場、タイNo.1

CEO
Itthipat Peeradechapan
イッティパット ピーラデチャパン


誰しも憧れる“億万長者”。日本の代名詞と言えば、ホリエモンこと堀江貴文氏だが、タイには、若干20歳で起業し、現在33歳にしてアジアの海苔スナック市場でトップとなったイッティパット氏がいる。業界の風雲児と呼ばれる同氏のヒストリーを追った。(聞き手 北川)

タイで知らない人はいません
おかげさまで、創業以来、好調が続いています。主力は社名でもある海苔スナック「Tao Kae Noi」で、売上の9割を占めていますよ。とはいえ、販売当時、タイの海苔スナック市場は小さかったんです。初年度の売り上げは1億バーツで、その後5年で急激に伸びて10億バーツにまで増えました。自分でも予想できないヒットでしたね。それからは、ご存知の方も多いと思うのですが、私の成功事例が「Top Secret (The Billionaire)」というタイトルで映画化(2011年製作)され、15年にはタイ証券取引所(IPO)に上場しました。昨年度の売り上げは約52億バーツ(純利益約8億バーツ)まで成長しています。創業当初は、タイトップを目指していましたが、気付けば、海苔スナックというジャンルでは、すでにアジアNo.1になりました。

海外展開も積極的ですね
中国、米国、日本、台湾、インドネシア、シンガポール、マレーシアなどで展開しています。中国での人気が最も高いですね。中国人は、昔から海苔をご飯と一緒に食べる習慣があり、受け入れやすかったのでしょう。抱負なフレーバーも人気のひとつですが、海外ではタイ風味(トムヤムクンなど)が好まれます。
現状は、タイ国内2カ所の工場で製造し、そこから輸出しています。Tao Kae Noiは原材料が海苔なので、他のスナックに比べてコンテナに詰めた際の重量も軽く済み、コストが掛からない点も成功のひとつと言えるでしょう。売り上げに占める海外比率も50%を超えました。日本では、輸入代理店が販売していますが、近い将来、パートナーを決めて直接販売する予定です。そうなれば、日本の方にも楽しんでもらう機会が増えると思います。

今後の目標は?
今後は、さらなるグローバル展開を目指しています。米国の工場を買収したことで、近いうちに現地生産が始まります。そうなれば、安い輸送コストを強みに全米展開ができるでしょう。5年以内には、全米海苔スナック業界のトップ3に上り詰めるつもりです。

好調な海苔スナック以外にも力を注いでいると
常に、新しいプロダクト開発は続けています。中でも、力を注ぐのは、ヘルスケア分野です。昨年はプロテインドリンクを販売し、半年間で約6,000万バーツを売り上げました。

少子高齢化社会を見据えてですね
私のビジネス戦略として、常に「10年後の流行はどうなる?」と自問自答してきました。ただ、それでは答えはでません。そこで「10年後に変わらないものは何か?」と考えたところ、“ヘルスケア”分野の必要性が増すと思ったんです。
先進国の寿命は長いですよね。日本は超高齢化社会ですし、タイもその後を追っています。長寿化、健康は人間の永遠の課題です。女性で言えば、美容関連も同様の意味を持つと思います。海苔スナックよりも可能性はありますよ。すでに世界の先進国では、多くのヘルスケア商品やサービスが展開されています。タイでも年々、需要は高まっています。

走り続ける(会社の成長)中でのリラックス方法は?
組織基盤も強くなり、社長の仕事は減りました。休みの日は家族との時間を大切にしています。個人的にじっとしていられない性格で、旅行が最大のストレス発散です。旅先で見る、新たな景色や文化を体験することで、心身共にリセットしています。最も好きな国は日本です。食事もおいしく、安全なので、家族と行くには最も適した環境ですね。米国・ロサンゼルスも好きですね。カルチャーやそこに住む人達の生き方を見るだけで、仕事への活力が生まれます。刺激を受けつつ、リフレッシュできる場所です。


「旅行は、ビジネスへの刺激にもつながり、最も安心する時間であり、家族とつながるひとときでもあります」


Taokaenoi Food & Marketing PLC.
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