【WiSE Biz 特集】【05】Biz調査「本当は○○なんです」

【05】Biz調査「本当は○○なんです」

今年で32回目となった製造業の祭典「METALEX」。2018年は、多くの企業が「回復基調にある」と回答し、タイ市場の調子の良さをアピールした。当然、顔出し取材では皆、口をそろえて模範回答を並べている。そこで、WiSE Biz取材班としては日頃、気になる他社の◯◯について、ズバリ聞いて回った。是非とも、今回のBiz調査の結果は来年の出展時の参考にして欲しい。

Q1 出展は何回目ですか?

実に、6割が5回以上出展するという、まさに製造業界のマストイベント。会場の中央出入口周辺は、そうした常連の日本企業が陣取り、モノづくり大国“ニッポン”の姿を見ることができるのは、嬉しいですね。

 

 

 

 

 

 

Q2 METALEXでの食事はどうされていますか?

バンコク都心部から離れているイベント会場ということで、断然多かったのは、地下のフードコート。出展ブースを離れられない担当者は、お弁当にしているそうです。最近では、仕出し弁当を出す日本食レストランもあり、電話一本で会場まで和食弁当を届けてくれるサービスも増えています。

その他、3Fのフードコート、BITEC内のレストラン「Fahrenheit」のビュッフェやスターバックス、ローソンで軽食を購入するといった、会場内で済ませる人が大半でした。

少数派では、BITECを抜け出して近くのゴルフ場まで食べに行く人や、中華料理店「Royal Dragon Restaurant」まで、日本からの出張者と連れ立って徒歩で行くという会社もありました。また、他の展示ブースで提供される飲食物で済ませるという強者も。それでも、多くの現地法人のスタッフは、日本本社からの出張者(役員)の対応には常に頭を悩ませているそうです。

 

Q3 出張者が利用するホテル BEST3

 第1位  マリオットホテル

企業の幹部が宿泊するホテルとしてよく名前が挙がりました。

 第2位  グランデ・センター・ポイント・スクンビット55

トンローという場所の利便性、会社に近いなどの声が聞かれました。

 第3位  サマセット

長期滞在をする出張者に人気のサービスアパートメントです。

 

Q4 宿泊先の予算はどのくらい?

出張者の宿泊費用は、約4割が2,000〜4,000バーツ以内と日本円で7,000〜15,000円でした。最近は、バンコクのホテル事情も一昔前と比べて価格も高まりつつあり、また、この時期は同イベントで訪れる日本人やその他外国人が多く、値段も高まるどうで、日本国内出張とあまり大差はないということです。

 

 

 

 

 

Q5 出張者が利用するタイ料理店 BEST3

 第1位  トンクルアン(15票)

 第2位  サバイジャイ(10票)、ソンブーン(10票)、タリンプリン(10票)

 第3位  サボイシーフード(7票)、コカ(7票)、バーンカニタ(7票)

いずれの店も、在タイ日本人にはお馴染みの店で、出張者や友人・知人のほか、日本からくる方を連れて行くタイ料理店の定番が並びました。やはり、連れ慣れている店や間違いない店ということで安定を選んだ結果ですね。また、「出張者が来た時はショーを見られるお店にします」との声も。

その他、日本料理店に行くことが多いという会社が多数で、「昨日も常務を連れて和食を食べてきました」という話も聞きました。日本料理に関しては、「特定の店舗ではなく、いろんなところに行くので、回答する店を選べない」という意見もありました。

 

Q6 出張者対応で最も困ること BEST3

 第1位  車の手配

大人数だと、会社のドライバーのスケジュールがパズルのようになります。社用車とドライバーのやりくりはもちろん、到着時間に合わせて早朝や深夜に駐在員も迎えに行くので、大変です。食事後など、人数が多いとタクシーなどの手配に苦労しますなどなど、車の手配が最も大変とのことでした。

 第2位  休日の手配

休日をどのように過ごしてもらえばよいか、いつも悩みます。短時間で観光できるルートを知りたいです。どこまで一緒に過ごせばいいか、悩みます。ゴルフをする人であればわかりやすいのですが、最近は幹部でもゴルフをしない人も多く、休日の手配は毎回困りますねといった、仕事とプライベートの線引に悩まれている方が多かったですね。

 第3位  夜の手配

日本では、役職や人によって料亭(お座敷)かキャバクラなど選択基準が多いのですが、タイはもう少し言葉で言えないことを期待してくる人もいるので、困ります。逆に、そういった昔からあるタイ・バンコクの夜のイメーを嫌う人もいて、できるだけ、事前に調査をしておきますが、最近はそういった情報を社内でも収集しづらく困っています。ただ、イベントで朝早い中で夜も遅く付き合うのは、正直疲れますね。などなど、夜の接待の悩みも多かったですね。

 

Q7 業績について(2017年比較)

今回のアンケートでは、「後退」の回答が1社もありませんでした。「日本の本社の業績は芳しくないですが、タイとベトナムでは拡大しました」「売上は昨年の2倍です」との声も。タイの日系企業は好景気のようです。

 

 

 

 

 

 

Q8 業績の来年度予想(2018年比較)

「後退」を選んだ企業の担当者は「今年度はたまたま自動車関係の会社の設備の受注が重なって、例年になく業績が伸びています。2018年比ということであれば、来年度は減る見込みです」とコメント。

※数値が合わないのは、「拡大と横ばいの間」という社が2社あったため。

 

 

 

 

 

Q9 ずばり、2019年のタイ経済は?

概ね楽観的な意見が多かったです。「米中貿易摩擦の影響で、製造拠点を中国から周辺国に移す動きも出ているので、タイにも恩恵があるはず」という声が多数聞かれました。また、「総選挙の結果次第で経済状況が変わるかも…」という意見もありました。

 

 

 

 

 

Q10 今後、タイに最も期待することは?

EEC推進に期待を寄せる企業が多数。特に自動車産業のさらなる発展を願う声が聞かれました。

また、法人税や関税などの減税・撤廃を望む企業が多かったです。特に、製造業の方たちとは切っても切り離せない「部品」にかかる関税について、「機械やロボットなどの『完成品』と同じく、ゼロにならないものか」と多くの人が同様の回答でした。BOI(タイ投資委員会)に関しても、その恩恵を感じている人が多い一方、不満も聞かれます。まず、事業ごとにBOIの認定を受けるのが大変だという点。それから、「従来、取引先を訪問して機器のプログラム変更などのアフターフォローを行っていたが、認定事業範囲外のサービス業にあたるとしてできなくなった」という具体的な事例を挙げてくれる企業もありました。

他には、「タイ人と一緒に仕事をする中で、英語や数学が弱いと感じることがあるので、中・高の教育レベルが向上するといいと思います」「渋滞による機会ロスが減ってほしい」という意見もありました。

 

Q11 タイ市場において、中国企業は脅威ですか?

中国企業に対して脅威を感じる、感じないが同数という結果になりました。

「中国企業とはマーケットや客層が異なる上、クオリティの面でもレベルが違うので脅威ではない」という声がある一方、「価格競争で負けてしまう」「品質・性能も大分追い上げてきている」との意見もありました。競合として台湾企業を挙げる回答も多かったです。

「中国企業がタイに多く進出することで、新たな顧客になるのではないか」という期待の声や、「中国企業と提携する計画があり、今後もパートナーとして付き合っていきたい」という、中国企業歓迎派もいました。

 

 

「現場からは以上です」。