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【WiSE Biz 特集】METALEX2018 ASEAN最大級の製造業の祭典

【WiSE Biz 特集】METALEX2018 ASEAN最大級の製造業の祭典

タイで製造業に携わる人なら誰もが知っている、東南アジア最大の工作機械・工具・金属加工の見本市「METALEX(メタレックス) 2018」が11月21〜24日、BITEC(バンコク国際貿易展示場)で開かれた。2019年の製造業界を占う意味で大切な同イベント。WiSE Biz取材班が4日間に渡って取材した内容をお送りする。

 

 INDEX 

【01】METALEX リポート
【02】出展企業インタビュー
【03】会場を彩る“プリティ”
【04】出展企業の本音トーク 
【05】Biz調査「本当は○○なんです」

 

 

 【01】METALEXリポート

今年で32回目となった、ASEAN最大級の製造業の祭典「METALEX 2018」。会場には世界50の国と地域から、日系企業を含む3300以上のブランドが出展。

4日間で、昨年を大きく上回る延べ9万9998人が来場。とりわけ政府が高度産業の集積を進めようと掲げる「タイランド4.0」の中でも、製造現場の自動化に関連する機器やIoT、人工知能(AI)といったハイテクノロジーの展示が多く見られた。

また、今年はタイ政府の掲げる長期経済開発計画「Thailand 4.0(タイランド・フォー・ポイント・ゼロ)」に沿って、産業用ロボットをテーマにしたフェア・イン・フェア、「ROBOTX@METALEX(ロボテックス・アット・メタレックス)」が併催され、展示エリアでは、各ブースでのロボットのデモンストレーションに注目が集まった。

「METALEX 2018」を主催するリード・トレーデックス社のイッサラ社長は、冒頭の挨拶で「タイから世界へ、製造業全体の発展に繋げたい」と述べ、意欲を示した。

 

オープニングセレモニー

日本企業が集まるエリアには、県などの自治体や機関の支援のもと出展した、高い技術を誇る中小企業の姿も多数見られた。島根県と山口県は、タッグを組んで出展。岐阜県、東京都中小企業振興公社の他、「JETROパビリオンにも見渡す限り日系企業が並んだ。

出展企業はそれぞれ、販路開拓や販売代理店探し、情報収集などに励み、訪問者が途切れることはなかった。

出展したロボット製作会社の社長は「以前、上海の展示会で機器購入の申し出があったが、メンテナンスの提供体制がとれておらず、話が流れてしまった。今回の展示会では、そのようなサポートを担当したいと申し出るパートナー候補2社と出会えたので、出展してよかった」と、分厚い名刺の束を整理しながら語った。

また、来場した日系商社の代表は「タイにはまだない技術を持っている日本の中小企業が多い。タイの企業にぜひ紹介したい製品の展示が見られたのが収穫だった」と話した。

今回の「METALEX 2018」でも、日系企業の存在感は際立っており、「タイランド4.0」や「東部経済回廊(EEC)」といった、高付加価値産業の発展にますます貢献することは間違いないだろう。

工作機械、金属加工機械、次世代自動車向け部品、工場内自動化技術等の企業が世界中から集結。会場中央は、機械商社の山善、工作機械大手のOKUMA、DMG MORI、MAZAK、FANUCなど日系企業が席巻。注目のロボットブースでも、NACHI、IAI、デンソーといった日系の存在感が目立った

 

 

JETROと東京都が魅せる。“ニッポンのモノづくり”

日本企業が集まるエリアには、県などの自治体や機関の支援のもと出展した、高い技術を誇る中小企業の姿も多数見られた。島根県と山口県は、タッグを組んで出展。岐阜県、東京都中小企業振興公社の他、「JETROパビリオン」にも見渡す限り日系企業が並んだ。

出展企業はそれぞれ、販路開拓や販売代理店探し、情報収集などに励み、訪問者が途切れることはなかった。

出展したロボット製作会社の社長は「以前、上海の展示会で機器購入の申し出があったが、メンテナンスの提供体制がとれておらず、話が流れてしまった。今回の展示会では、そのようなサポートを担当したいと申し出るパートナー候補2社と出会えたので、出展してよかった」と、分厚い名刺の束を整理しながら語った。

また、来場した日系商社の代表は「タイにはまだない技術を持っている日本の中小企業が多い。タイの企業にぜひ紹介したい製品の展示が見られたのが収穫だった」と話した。

今回の「METALEX 2018」でも、日系企業の存在感は際立っており、「タイランド4.0」や「東部経済回廊(EEC)」といった、高付加価値産業の発展にますます貢献することは間違いないだろう。

 

JETRO「オールジャパンで日本製造業をアピール」

日本貿易振興機構(JETRO)の「JETROパビリオン」には、「タイランド4.0」でターゲットとされる次世代自動車や、ロボットなどの産業に該当、または応用可能な製品を扱う中小企業を中心に44社が出展。そのうち10社が初参加だった。

JETROパビリオンに出展する全44社のうち大半が、タイランド4.0においてターゲットとされる産業(未来食品を除く9業種)に該当するか、何らかの形で応用可能な製品を扱っている。特に、近年注目を集める「次世代自動車」には19社(高圧ガス用安全弁等)、「ロボット産業」には22社(検査装置等)が関連しており、来場者のニーズに即応した商談が繰り広げられた。

また、JETROは出展10年目となる今回、東京都中小企業振興公社(出展企業16社)やメタレックス 2018 日本事務局である株式会社アクト・インターナショナル(同60社)と共同で、オール・ジャパンで機械関連分野の日本のモノづくりをPR。日本製造業の強さを象徴する共通ロゴ「Japan.Monozukuri」を各団体パビリオンの装飾やパンフレット、天吊りバナーに採用し、会場内での日本企業の一体感やプレゼンスを高め、さらなる集客を図ったという。

東京都「タイローカル企業の生の声が聞け、ビジネスに生かせる」

「世界初」「日本で1番」といった優れた製品を抱える日本企業16社を、「エクセレント・カンパニー」と謳ってブースを構えたのが「東京都中小企業振興公社(Tokyo SME)」。こちらもJETROパビリオン同様、タイランド4.0を意識したラインナップで、スマート・エレクトロニクス関連4社、自動車関連12社が出展した。

超音波で金属の研磨や穴開け、彫刻などができる装置や、ロボット用に特化したコンピューター内蔵の小型カメラなど、他では見られない製品がズラリ。

初出展のブース担当者は、「ローカル企業の生の声が聞けて、課題が見えて来た。バーツ建てでの購入を希望する企業が多いことなど、現地に来てみて初めてわかることがあると実感した」と話していた。

 

 

動画(5分)で見る!
METALEX 2018


週刊WiSE に新たに誕生したWiSE Biz(ワイズ ビズ)取材班は、11月21〜24日の4日間に渡って開かれた製造業の祭典「METALEX 2018」を徹底取材。

取材チームに、人気アイドルAKB48の姉妹グループBNK48の大久保美織とタイでCMモデルとして活躍するMIMUをインタビュアーとして、約60社以上の企業を訪問。各企業の注目製品、今年のMETALEXについて、本音を聞いたほか、例年会場を彩る華“プリティ”を勝手にランキングを実施。

新たに誕生した動画配信コンテンツWiSE Biz TV(YouTube)のスタートコンテンツとして、週刊ワイズ編集長による『この人に5分』と題して、会場で最も大きな出展面積を誇る機会商社の山善(タイランド)、日本を代表する工作機械メーカーのOKUMAやDMG MORI、そして、自動化が進む製造業界で台風の目とされるロボットメーカーのIAIなどの代表らと、会場からLIVE配信を敢行。先ずは、ダイジェスト版で今年のMTALEXをどうぞ。

 

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