「タイランド4.0やEECを狙う」タイにとって最大の投資国は変わらず日本

 タイにとって、最大の海外投資国は日本です。BOIの申請推移をみると件数、金額とも多い時で50%を超えるシェアを確保。2014年から15年に申請件数、金額とも急減している要因のひとつに、新投資制度前の駆け込み需要とその反動が挙げられます。

 新制度になると、旧制度では付与された恩典が削減ないし縮小する業種があったことから、14年中に申請が急増。ただ、15年の反動を経て新制度への日系企業の理解も徐々に進み、近年は改善傾向にあります。

 18年における日系企業の申請金額は前年に大型申請があった反動もあり、744億バーツと前年比半減となりましたが、件数ベースでは前年比プラスで推移しており投資意欲は引き続き認められます。

 日系企業の投資を業種でみると、自動車関連、電気電子関連の投資が全体の5割以上を占めますが、昨今では卸売業などサービス部門の投資金額も伸長しています。

 日本以外の投資国としては中国が年々存在感を増しており、米中貿易摩擦を背景にタイへの進出が加速する可能性があります。

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【6】 投資奨励申請及び恩典利用の手続き