EEC高速鉄道の第1期プロジェクトは、総延長220キロ。バンコク〜ウタパオ国際空港を時速250キロ、45分で結ぶ

タイ政府は2018年2月26日、新たな産業誘致を図るタイ東部経済回廊(EEC)計画の政策会合を開催。バンコクと東部経済特区(SEZ)を結ぶ高速鉄道計画を、原則に基づき承認した。近く閣議に提出する。

同プロジェクトは総延長220キロで、ドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ国際空港(東部ラヨーン県)の3空港を結ぶ。既存の高架鉄道エアポートレールリンク(ARL)パヤタイ駅―スワンナプーム空港(総延長29キロ、最高時速160キロ)に加え、ドンムアン空港―ARLパヤタイ駅(総延長21キロ、最高時速160キロ)、スワンナプーム空港―ウタパオ国際空港(総延長170キロ、最高時速250キロ)を新設。スワンナプームからはチャチューンサオ―チョンブリー―シラチャ―パタヤ―ウタパオ国際空港の計5駅となる。さらに、ARLマッカサン駅と新設予定のシラチャ駅をターミナル駅として開発する予定。運賃は、ARLマッカサン駅―パタヤは270バーツ、同駅―ウタパオ国際空港までは330バーツだという。

また、事業全体の投資額は2,000億バーツ(約6,800億円)を見込み、50年間のBOT(建設、運営、移管)事業として入札を実施する模様。入札については国際入札で、官民連携型(PPP)を導入。首相府のゴブサック大臣は、「今月中にも入札手続きを行う予定で、現時点ではヨーロッパ、日本、中国の企業が興味を持っていると聞いている」とコメントした。

その他、ラヨーンから先のチャンタブリー・トラートまで延長する第2期プロジェクトもすでに予定しており、将来的にはカンボジアと通ずる国際高速鉄道を目指すという。実現した場合、バンコク―チャンタブリーは100分、トラートまでは120分でアクセスが可能となるそうだ。

EEC計画は、官民により総額1.5兆バーツ(約5兆円)を投じてタイ東部のインフラ整備を進め、ロボティクス、デジタル技術、次世代自動車などの新たな産業の誘致育成を図る。