コールドチェーン物流整備へ、両国間の協力強める
日本の国土交通省とタイの運輸省は2日、物流に関する政策や課題について意見交換を行った。
同省の宮島正悟官房参事官は会議の内容について「特にコールドチェーン物流の重要性を共有し、タイ国内のコールドチェーン物流のサービス向上へ協力を深めることを確認しました」と報告した。
これに合わせ翌3日、バンコク都内でコールドチェーン物流に関するワークショップを開催した。
物流関連機器メーカーや施設建設業者の最新テクノロジーをPRした他、日本の倉庫業者が食品の衛生管理ノウハウを紹介。
会場内には日系の物流関連企業が商談ブースを構え、タイローカル企業とのビジネスマッチングを促した。
宮島官房参事官は「コールドチェーン物流には、製造、物流、関連機器などさまざまな民間企業が携わる他、関連省庁も経産省、国交省、農水省と多岐にわたります。
これら多くのプレイヤーが団結し、切れ目のないチェーンを構築しなければなりません」と強調。
ワークショップを通じて、相互連携が進むことを期待した。