国際ビジネスセンター(IBC)の新設について

 BOIは従来からの国際地域統括本部(IHQ)と国際貿易センター(ITC)の恩典について、2018年12月に新たに国際貿易センター(IBC)に移行することを発表しました。

 IBC事業は実質的にIHQとITCが統合されたものであり、事業範囲に大きな変更はありません。但し、申請条件では従来なかった10人以上の従業員雇用義務(財務センターの場合5人以上)や、旧ITCに該当する国際貿易事業を行う場合、最低当該事業に加え旧IHQ事業を最低1つ行う必要があるなど申請条件は厳しくなりました。

 恩典内容についても、研究開発やトレーニング用機械の輸入税は免除されますが、従来適用されていた輸出製品向け原材料・部品の輸入税免税恩典が廃止されるなど、以前と比較し少なくなっています。

 これまで日系企業に大変人気のあったIHQ、ITCですが、IBCの導入により独資で商社業務を検討していた企業にとっては少なからず影響が認められます。
(なお、既存のIHQ、ITCの認可を受けている企業は当該恩典を引き続き活用出来ます。)

国際ビジネスセンター(IBC)のサービス内容、恩典および要件

IBCのサービス内容
1. 一般管理、事業計画立案、ビジネスコーディネーション
2. 原材料および商品の調達
3. 研究開発
4. 技術支援
5. マーケティングおよび販売促進
6. 人事管理、トレーニング
7. 財務に関するアドバイス
8. 経済と投資の分析および研究
9. ローン管理・コントロール
10. 財務センター(TC)
11. 国際貿易事業
12. 歳入局が発表するその他のサービス

恩典
1. 過半数または100%の外国人による株式保有許可
2. 外国人熟練労働者・専門技術者の入国許可
3. 土地所有の許可
4. 外貨送金の許可
5. 機械輸入関税免除(研究開発及びトレーニングのための機械のみ)

要件
1. 100万バーツ以上の投資金額
2. 1,000万バーツ以上の払い込み資本金
3. IBCにおいて必要な技能・知識をもつ従業員を10名以上(財務センターの場合のみはを5名以上)
4. 国際貿易の事業を行う場合、当該事業に加え、①から⑩に規定されるサービスのうち、少なくとも1つを提供しなければならない

次は→
【3】EECとは?