>

【最終回】良好な関係で発展

【最終回】良好な関係で発展

長谷場:さて2016年から約1年半に渡って続けてきた授業もついに最終回になりました。

ミィ:えーん、やだよー。

長谷場:この間、BNK48はタイを代表するアーティストになりましたね。昨年末は大晦日の紅白にまで登場、びっくりしました。街中でもよく曲を聴きますね。本当にすごい勢いです。

ミィ:ありがとうございます。嬉しいです。

長谷場:本当にたくさんのことを勉強しました。経済の歴史や投資優遇制度の変遷、タイが反日だった時代、一方で経済危機などのピンチを契機に日タイが近付いていったこと、東部経済回廊(EEC)政策、BOI、高齢化問題やビザに至るまで、多くのことがありましたね。ミィさんにとって最も印象深かったのはどんなことですか?

ミィ:え〜たくさんありますね。う〜ん、タイに反日だった時期があったということかな。

長谷場:そうですね。とても重要なポイントだと思います。今は1970年代にそんな時期があったということを想像できないぐらい非常に良い関係の両国です。では「なぜ昔、タイが反日だったのか?」当時のタイ人へのアンケートで「日本人はどんなイメージだったか」というと・・・。

ミィ:傲慢!

長谷場:はい。そうでした。当時、日本人はタイ経済に貢献していると思っていた。一方でタイ人からは「傲慢」、「詐取」などと思われていたんですね。

ミィ:そう思われてしまったら、他のことも全て悪く見えてしまってもしょうがないですよね。

長谷場:タイ人から傲慢などと思われる態度をとっていると、日タイの関係が悪くなってしまって、また昔のように反日になってしまう可能性さえあります。日本はずっとタイへのNo.1の投資国ですし、大使館に登録しているだけで7万人を超える在留邦人がいます。お互いとても大切なパートナーなのですが、タイにいる日本人として重要なことは「我々日本人は、タイという“人様(他人)の土地”で生活させていただいている」という事実です。日本で外国人が横暴な態度をとっているとどう思うか? 我々はその逆の立場にいるんだということです。

ミィ:謙虚な気持ちを持っていましょうね。

長谷場:1980年代から本格的に始まったイースタンシーボードの開発。ここに多額の資金援助を行ったのは日本でした。多くの日本企業が進出し東洋のデトロイトと言われるまでに大成功し、次のステップに進もうとしています。

ミィ:電気自動車に5G。AIに、そして宇宙開発。夢の未来が広がっていますね。

長谷場:先日、EEC開発エリアを視察してきました。ウタパオ空港では第2ターミナルが国内・国際の離発着に対応できるようになり、本格的に使われ始めていました。レムチャバン港では鉄道での貨物輸送に進展が見られました。EECの本格的な開発はこれから始まりますが、少しずつ前に進んでいるな、と感じました。時間はかかるかもしれませんが、タイはこれからもタイのペースで発展していくと思います。

ミィ:期待大ですね。イェイ!

長谷場:最後に、先人たちが苦労して築いてくれた日タイの良好な関係をもっと発展していければなぁ、と思います。その意味でも、これからのミィさんの活躍に期待していますよ。

ミィ:はい、これまでありがとうございました。勉強したことを活かしてがんばります。そういえば、BOIってなんでしたっけ? アレ? BNK48?

長谷場:コラー、全然覚えてないじゃないか―!バックナンバーを全て読み返して復習だ―!!

ミィ:ひー! 冗談ですよ―。