アサヒビール「完璧なビールは飲食店との共同作業」山口陽平所長

アサヒビール「完璧なビールは飲食店との共同作業」山口陽平所長

「完璧なビールは飲食店との共同作業」
樽生クオリティセミナー開催

「樽生ビールは、出荷時は不完全な状態なんです。お店で美味しくサーブされた瞬間に完璧な樽生ビールが完成します」。11日にバンコクで開催された飲食店向け「樽生クオリティセミナー」。現地駐在員事務所の山口陽平所長は開口一番、こう話した。

ビール系飲料で日本トップシェアを誇るアサヒビール。看板商品の「アサヒスーパードライ」は、タイのビール市場でシェア6割を誇る大手財閥・ブンロート社との提携で2002年から現地生産と販売を行っている。タイのビール市場では外資系も含め多くの企業がしのぎを削る中、同社が取った戦略が樽生、つまりは“生ビール”の集中販売だ。タイでの日本食ブームも後押しとなり、同社の生ビールは年2桁成長を達成。タイ市場でのライバル、オランダのハイネケンと肩を並べている(出荷時期別では同社を抜く時期も)。

そんな中、開かれたセミナーは、まさに樽生戦略のひとつ。同社の生ビールのプロフェッショナルが、樽の保管(温度調整)の仕方から、洗浄やビールサーバーの正しい使用方法をタイの気温や湿度に応じて説明。その後は、「スーパードライ」の最良の注ぎ方として考案された“KARAKUCHI SERVE”(辛口サーブ)のディスペンサーを使って、ビールと泡の7:3の黄金比率を披露。通常の注ぎ方と辛口サーブで注がれたビールを飲んだ参加者からは「こんなクリーミーな泡を見たこともないし、同じビール(樽)でここまで味が変わるとは信じられない」「泡が液体を引き立てる。本当の泡の必要性を知れた。スーパードライに泡は全体に必要ですね」と驚きの声が寄せられた。


「アサヒスーパードライを一緒に美味しくしていきましょう」と語る山口所長