TalentEx

第三者割当で、タイからロシアへ、日系企業へIT人材を供給


タイを拠点に求人メディア・人事向けSaaS事業を展開するTalentEx Pte. Ltd.(シンガポール)は7月31日、モンスター・ラボ(東京都)とスカイライトコンサルティング(東京都)に対して第三者割当増資を実施したと発表した。調達した資金は、日本企業向けにロシアのエンジニア人材を供給する同社のロシア進出事業に充てられる。同社代表の越陽二郎CEOは「日本のIT人材不足は深刻ですが、ロシアは多くのエンジニア人材を育成し、輩出しているんです。この圧倒的な人材リソースを日本企業向けに紹介できればと考えました。これをきっかけに、日本とロシア・欧州のIT開発分野での人材交流・共同研究・共同事業開発が今後の両国において非常に重要になると確信しています」と熱く語る。

経済産業省によると、IT人材の不足規模は2030年には約80万人にも上ると予測。 特にAI、 IoT、 セキュリティなどの「先端IT人材」はより深刻な人材不足に直面する見込みだという。

一方、ロシアは前述の人材に加え、ブロックチェーン・ロボディクス・クラウドコンピューティング分野などの人材が豊富で、15年のUNESCO Institute for Statisticsの調査によれば、エンジニアリング・製造・建築分野の新卒者数でロシアは45万人と、2位のアメリカ(23万人)を倍近く上回り、16万人の日本の3倍近い人数を輩出しているという。なお、越CEOは、モンスター・ラボが先日タイでオープンしたコーワキングスペース「Monstar Hub Bangkok」の運営にも参画している。