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「富士山の素晴らしさを知ってもらいたい」 富士急行

「富士山の素晴らしさを知ってもらいたい」 富士急行

「富士山の素晴らしさを知ってもらいたい」

《プロフィール》
バンコク駐在員事務所長 山下 史貴
やました ふみたか
■1982年生まれ。香川県出身。上智大学卒業。富士急行入社。営業・グループ会社統括・経営管理部門を歴任。中国・上海市駐在を経て、2017年4月より現職。
■座右の銘:一期一会、報恩謝徳
■尊敬する人物:両親
■趣味:旅行、ドライブ
■バンコクの行きつけの店:原始焼き、えぞや、百万石
■休日の過ごし方:旅行、バドミントン、ゴルフ


タイの事業について教えてください
富士急行という会社は、日本の山梨県・静岡県東部を中心とする地域で、観光施設、富士五湖発着のバスや鉄道といった運輸、不動産事業などを展開するグループです。タイに駐在員事務所を開設したのは2016年9月です。主なミッションはタイを中心としたASEAN諸国からのインバウンド客の誘致に結びつく情報収集とPR活動です。昨年からは、重点地域としてベトナムとインドネシアに照準を合わせ、両国でのプロモーションを強化しています。

当分は、タイと前述の2カ国に重きを置いていきます。先ずは、ファーストトリップ層の潜在需要の高い国に狙いを定める戦略ですね。将来的にはマレーシアやシンガポール、加えて今後伸びるであろう、カンボジア、ミャンマー、ラオスといった国々にも広げていきたいです。

タイ人の訪日旅行客数が100万人を突破しました
次の狙いとしてベトナムとインドネシアを挙げましたが、当然、タイはASEANで最も注力している国です。すでに多くのタイ人が日本を訪れ、弊社の施設を利用しています。伸び率は施設ごとで違いますが、おかげ様で、全体を通して前年比は右肩上がりです。

例えば、河口湖にある「富士山パノラマロープウェイ」は、SNS拡散により連日多くの外国人客で賑わい、利用者の6〜7割が外国人となっています。弊社のシンボル的施設である「富士急ハイランド」も、1〜2割弱が外国人利用者です。富士山周辺に集中する弊社観光施設は、芝桜やソメイヨシノが満開に咲く春、富士山の二合目にあるスキー場、昨年入園無料化した富士急ハイランド、トーマスといったキャラクターテーマパークなどがあり、老若男女が年間を通して楽しめます。

何より、弊社の強みは、鉄道・自動車(バス)などの運輸事業を創始とする企業であるため、東京からのアクセスに加え、周辺施設を全て弊社の交通網で繋げていますので、初の訪日客にとっても利便性は高いと自負しています。外国人観光客向けのコンシェルジュサービスも充実させておりますので、今後も増えるであろう需要に対し、最大限の企業努力をし続けていきます。

アクセスがさらに充実しますね
ご存知かもしれませんが、羽田や成田といった空港からのアクセスは、直通バスを運行しています。週末は成田エクスプレスの直通もあります。そして今春には、新宿~河口湖間の定期列車の特急「富士回遊」が運行開始します。(東京から)平日の直通運行により、大幅な観光客増が期待されます。

タイ人の訪日大幅増のきっかけも富士急でしたね
弊社の富士急行下吉田駅(山梨県富士吉田市)を下車して向かう新倉山浅間公園から望む富士山と桜と寺社建築。日本を連想する3つが1枚に収まる稀少な場所です。確かに風光明媚ですが、タイ人訪日客が増えるまでは乗降客に変動はなく、同地の写真スポットも日本人には知られておりませんでした。

海外畑と聞きました
タイは17年4月に着任しましたが、その前は中国・上海(15年7月〜)に駐在し、横滑り人事だったんです。弊社の中では珍しいですね。

入社当初は、海外赴任なんて想像もつきませんでしたが、インバウンド事業に携わるに連れ、実際に自らプロモーションを手がけたいとの想いが強くなり、実現した人事でした。タイにきてからは、ASEANという大きなマーケットから、日本の弊社グループが展開するニッチな地域へ「どう誘致しよう」と毎日考えております。やりがいしかありませんね。
休みの日は、旅行先を周ることが多いですね。来年は東京五輪もあります。タイとASEANの多くの方に、富士山地域に来て、素晴らしさを感じてもらえるよう、積極的にPRを続けていきたいと思います。


写真はAEONカードの優待プロモーションブースにて